オンライン授業を受講中!

2020.5.16

新型コロナウイルス感染防止のために5月31日までは構内立ち入り禁止になっています。すでに先月からオンラインでの授業を開始しています。この状況の中で授業コンテンツを配信する(受信する)のは学生も教員もはじめての体験です。それぞれ立場が違いますがメリット・デメリットを学生投稿者が寄せてくれました。ここで得たノウハウを普段の授業の中でも生かせていけるとより多様な学びにつながるのではないでしょうか。


Q.オンライン授業でどのようなメリットを感じていますか

 ・動画配信の授業であれば聞き逃したところ、もう一度聞きたいところに戻って再生できます。・画面共有で自分の近くのディスプレイで見れるのでパワーポイントなどが見やすいです。 ・グループワークする際に周りのグループの声を気にしないで話し合うことができます。・通学に時間をかけなくていいです。早起きの必要もないかと思います。併せて通学にかかるお金が節約できます。 ・YouTubeなどの配信では、後から見ることができるので、わからないところはもう一度見るなど繰り返し学習ができます。・何度でも繰り返し聴講することができます。

Q.何か困っていること、気になることはありますか

・インターネットの環境が不安定だと聞きづらく見づらいことがあります。 ・回線が切れたりすると途中から受講になり授業に参加しずらいことがあります。 ・その場で質問したくても声をかけられない時があります。・友人と相談したり会話したりできないので、その場で考えを深めたり広げたりすることができないのが気になります。・先生からの一方通行授業が多く、双方向ではないため、勉強している気がしないことがあります。・課題が多く、勉強しているというよりは「課題をこなす」という形になっています。・資料などの印刷に関わり、毎回コンビニに出向いて印刷することは経済的や時間的に負担を感じることがあります。・集中が途切れるとつい他事をしてしまいそうです。

Q.今回受講して感じたことはありますか 

・一人暮らしの友達が家にWiFiがなく、困っている人もいました。 学生全員の家にWiFiやプリンターの環境が整っている前提での授業ではなく、少し配慮していただけるとうれしいです。・これがずっと続くとなると金銭的にも学業的にも不平等感をもつかもしれません。・今回オンライン授業を受け、環境が十分ではないなど大変な面も多くあります。特にインターネットの環境という自分でないものが原因で安心して授業に参加できないのが本当に心苦しいです。でも教員を目指す身としてはオンラインでの授業を経験させていただけるのは、これからに生かせそうなのでその点は有り難いです! それでも、やっぱり対面での授業が1番だと感じる今日この頃です。

☆オンラインだからできることもあります

・課題が多いのは大変ですが、その分多くの文献で調べたり、深く考えてレポートを作ることが増えました。実際、教員の中にもレポートの質の向上を実感されている先生もあります。 ・1年生の講義ではまだ知り合いがいない状態のクラスで、クループを構成し、リーダーがMeet会議を開設し、自己紹介やプレゼンなどを学生だけで行えました。(MeetのIDの投稿、確認も方法を習得しました)


新型コロナウイルス感染症は早く終息してほしいと願うばかりです。ただ、この状況の中で獲得したノウハウなどは新しい学びの型として今後にも生かしていけると思います。また、見えてきた課題は整理して対応し、学生の学びを精一杯支援していきたいと考えています。「それでも、やっぱり対面で」という思いの中で講義が受講できれば、学びも一層深まることでしょう。

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