ソフトボール男子U18ワールドカップ 淀川選手、梅田選手が世界一に貢献

2023.11.30

11月11日から19日までメキシコのエルモシージョで開催されたWBSC第14回男子ソフトボールワールドカップで、日本が2大会連続4度目の優勝を果たしました。このチームには本学男子ソフトボール部の経済情報学部2年生の淀川瑛澄さんと経済情報学部1年生の梅田瑠河さんが選ばれており、アジア大会での日本優勝、ワールドカップでの世界一に貢献しました。※セレモニー直後の喜びに満ちた表情・・・号泣のあとは見られない充実の笑顔です

淀川選手は主将としてチームを牽引されましたがどのようなことを心がけていましたか

淀川 日本代表チームは、その世代のよい技術をもった選手の集まりです。技術面より思いをまとめることに努力しました。毎日選手ミーティングをし、チームを一つにすることを第一に考え、環境を整えることや思いをまとめることをしました。特に苦労を感じたことは無く、よいチームができたと思っています。

アジア大会の時にも主将として活躍されていましたが

淀川 ヘッドコーチから声をかけていただき、主将を務めました。同世代をまとめるよい経験をさせていただきました。

*声をかけていただいたということは、4月のセレクションの時から、コーチ陣は見ていたということですね? 技術面だけではなく、人間性も見られていたということ。それだけ確かな技術と仲間から信頼される人柄の両面が重要ということですね。

決勝戦が行われたフェルナンド・オルティス球場は非常に観客が多かったと聞きましたがどんな雰囲気でしたか

淀川 完全にアウェイの雰囲気でした。対戦相手はメキシコでしたので、会場はメキシコチームを応援する声援が響いていました。チームの仲間も声を出していましたが、それもかき消されるほどでした。

梅田 会場は超満員で大変な盛り上がりでした。会場に入りきらなかった人はバスの屋根や近くの民家の窓から試合を観戦していました。メキシコでは、野球ほどではありませんがソフトボールへの関心も高くたくさんの観客が来たのだと思います。

6回裏に代打でタイムリーを打ち、優勝まであと3アウトに迫った時はどのような気持ちでしたか

淀川 代打でバッターボックスに立ちました。このときは、「自分がきめたい」という思いがありました。前日も対戦したピッチャーでしたので、球筋などはある程度分かっていたので、「1球できめる!」と強い気持ちでピッチャーと向かい合いました。タイムリーを放ったあとは、ほっとしたというのが本音です。ベンチに戻る時とみんな笑顔で迎えてくれました。ほっとすると同時に、守備に入ったら、その後は簡単には勝たせてくれないだろうなあという考えも頭をよぎりました。

梅田選手に伺います。4-4で迎えた延長8回に満塁本塁打を打った時はどんな気分でしたか

梅田 この大会では調子が悪く、前の打席でも三振が何度もありました。ですので「ここできめなくては」と思っていました。満塁サヨナラホームランでしたので、劇的でした。みんな泣いて出迎えてくれました。止まらない涙のまま抱き合って喜び合いました。すごくいい時間を過ごすことができました。

*静かな口調で語る梅田選手ですが、そのときの感情の高ぶりは身体いっぱいで表現、仲間と喜びを分かち合ったことが笑顔から伝わってきました。

世界一になった今、次の目標はなんですか

淀川 高校日本一、ワールドカップ世界一を経験した今、大学日本一になりたいと思っています。後2シーズンですが、ここからもう1回いろいろなことを見直し、がんばりたいと思います。岐阜聖徳学園大学のチームは、誰が日本代表に入ってもおかしくない技術をもった選手がいるチームです。日本代表チームは、どの選手も意識が高かったです。岐阜聖徳も大学日本一という覚悟をもって臨んでいきたいです。

梅田 自分も高校日本一、世界一を経験したので、残る大学日本一を目指しています。チームなのでみんなが同じ目標に向かって練習できたらと思います。残りの三年間のうちに実現したいです。

*大学日本一をと口にする二人。同時に、対戦相手は、今回日本代表で一緒だった選手の所属チーム、強豪校となることも語ってくれました。日本代表のメンバーとは今も連絡を取り合うよい仲間。次のシーズンではどのような対戦になっていくのかも興味がわきます。

この大会で学んだことはありますか

淀川 世界一をとれたことはもちろんですが、海外に行って、世界のピッチャーの球を実際に見ることができたことが一番の収穫です。これは海外に行き、実際に対戦したり、練習を見るなどしないとできない体験です

梅田 やはり、海外のピッチャーの投球を目の前で見ることができたことです。いろいろな意味で勉強ができました。現地に行けてよかったと感じました。また、日本とは違う練習方法を見ることもできました。

*ワールドカップへの遠征は、11月6日成田空港発から11月23日帰国までの長期間でした。二人とも「食事が独特だった」と口をそろえました。パワーの源は食事ですよね、という問いかけには、「食事が合わなくて・・・」とも。淀川選手は現地で3㎏体重が落ちたとのこと。日本から持参した日本食を食べながら頑張ったとのことです。


※さまざまな取材の合間をぬって時間を。これは日本代表の移動着だそうです。

今後の部活動でいかしていこうと思うことを聞かせてください

淀川 自分たちが見てきたことをチームでも広げながら、意識を高くもって練習に臨むようにしたいと思います。そしてみんなで大学日本一をとりたいです。

梅田 自分が見てきた日本と全然違った海外のソフトボール、ピッチャーの球など刺激を受けたことをもとに大学日本一をめざしたいです。

*男子ソフトボールの練習は、水曜日金曜日の5時からの3時間、土曜日日曜日の8時から12時の4時間。土日は試合が入ることもあるとのこと。短時間で効率的に練習を重ねているという印象を持ちました。二人に学業面のことをたずねると、練習以外の時は講義を受け、同級生と一緒に学習をしているとのこと。ユニフォームを脱げば大好きなソフトボールと学業をメリハリをつけて充実した生活をする学生の素顔を感じました。越野倫生コーチ(学校法人聖徳学園事務職員)は、「二人とも世界という大舞台で実力を出してくれた。この経験を今後のソフトボール活動だけでなく、人生にもいかしていって欲しい。」と二人を讃えていました。

4月の選考会で全国から集まった50人ほどの中から代表に選ばれた二人。このときにも取材をさせていただきましたが、今回の金メダルを胸にした二人を取材させていただくと、顔つきが随分変わった印象を受けました。トレーニングでの身体の変化とともに目には見えてこないメンタル面での成長が表情や口調に表れているように感じました。二人のますますの成長と本学ソフトボール部の活躍を期待しています。

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