教育学部 |森崎 朝 |岐阜県公立学校教員(中学校教諭・社会)
2020.12.25岐阜聖徳学園大学・短期大学部の学生は、どのように大学を選び、どんな進路を見つけ、夢を実現させたのでしょうか。 大学生活とは切り離せない「就職のこと」について、内定者や合格者たちが語ってくれました。 今回は、岐阜県教員採用選考試験に合格した教育学部 森崎 朝 さん(岐阜県立岐阜北高等学校 出身)が話をしてくれました。
Q.在学中、最も頑張ったことを教えてください。
部活動です。サッカー部に所属し、目的をもって取り組む力と最後までやり切る力が身につきました。目的を持つというところでは週3回の練習の中で高校時代に比べると練習時間も回数も減ってきたなかで、一回の練習時間を大切にするために毎回自分の中で目的意識を持って取り組むことができるようになりました。入部したころは監督もいない中での部活動でしたので自分で目的を持って取り組まないと、なれ合いになってしまい、無駄な時間を過ごしていましたのでそこを改善して取り組むことができるようになりました。また、最後までやり切るというところで4年生になっても採用試験勉強と並行しながら部活動を続け、どちらも手を抜かずに最後までやり切るとこができました。
Q.学部学科での印象的な学びを聞かせてください。
教師としてやっていく上で子どもに主体性を持たせることが大切だという点を強く感じました。教育学部で学び始めるまでは、教育とは教師から生徒に知識や技能を与え提供していくものであると思っていましたが、主体は生徒であるというところを学べました。教育実習に行った際に作った指導案とおりに授業が進まなかったときに、担当の先生からもう少し子どもに主体をおかないといけないということを教えていただき、現場に出る中でも改めて生徒主体で進めていくことの大切さを学びました。
Q.志望の分野や職種を決めたのはいつ頃ですか。
この大学に入学を決めた時点です。高校3年生の春休み頃です。元々中学の時に出会った先生の影響から教員という仕事に興味を持って教育系の大学を目指していました。そして高校3年生で進路を選択する時に自分は聖徳に進んで現場の教員このになるのだと心に決めていました。
Q.大学のキャリアサポートについてはどんなことを感じていますか。
就職課のサポートには大変お世話になりました。論作文指導や面接指導では教育現場経験もある専門の先生方に見ていただいて、たくさんごアドヴァイスをいただき、自分の中で教育観を確立していくことにすごく役立ったと思っています。また、教員採用二次試験の前にはほぼ1日かけた直前対策特訓がありました。二次試験の場面指導などは自分たちだけでの練習ではわからないままの部分があったりしたのですが、直前にしっかりと対策していただいたことにより当日も自信をもって臨むことができました。
Q.自分の強みについて振り返って見てください。それは大学生活の中でどのように磨いてきましたか。
自分の考えを明確にもち、それを相手に伝える力が合格につながったのではないかと思います。大学生活を通して学部や専修の仲間はもちろん、部活動やサークル、アルバイトなどで様々な人と関わる機会がありました。色々な人と接する中で自分と全然違う考えや価値観をもった人もいたのですが、それを自分と違うからとはねのけてしまうのではなく、こんな考え方もあるんだと柔軟に受け入れらようにしていました。そして他の考えも取り入れつつも自分の中にはこうだという考えを明確にもち、それを自分の考えとして主張するようにしてきました。そのような力が身についたおかげで、面接練習でも繰り返し受け答えする中で、自分の中の教育観の確立などにつながり、意見をブレることなく伝えられるようになっていったと感じています。
Q.社会人になってからの夢や目標を教えてください。
子どもたちの成長や挑戦を全力でサポートしたいなと思います。中学生年代はとても多感な時期です。周囲の目を気にするあまり、結果にばかり目が向きなかなか挑戦に踏み切れない子を、大学4年間いろいろなところで見てきました。自分は結果よりもそこに辿り着くまでにどのような過程を歩んだのかというところの方が大切だと考えます。子どもたちにそういった過程を大切にして欲しいということを伝えて自分の受け持つ生徒たちの中からたくさん挑戦できる子どもたちを育てていきたいと考えています。