久しぶりのキャンパスで

2020.6.5

連日夏日が続いています。新緑が美しく、清々しい季節を味わう間もなくすぐに梅雨の時期になります。オンライン授業は続いているものの、実習・演習の授業は人数制限をしながらキャンパスで行われています。やはり、キャンパスに学生の声が響くというのは、活気もあり、本来の姿です。

最近特に感じることはありますか

  外へ出ると、ほとんどがマスクをつけ、なるべく密を避けながら行動する姿を見かけます。二カ月の自粛生活で周り皆さんの意識の高さを感じています。意識は高いものの、正しい医療的知識で対策を行っているかというとそうでないこともあるように感じます。自分が今、感染予防知識を学んでいる看護学生として、身近にいる家族や友人などに、マスクの使い方や免疫力を高める方法などの正しい知識を伝え広めることで、周囲の人や自分の健康を守ることができると考えます。

 大切なのは、食事・睡眠・運動です。睡眠に関しては、細胞を修復し回復させる成長ホルモンの分泌を阻害しないために、私自身は12時より前には眠りにつくようにしています。食事に関しては、免疫力をあげる良質なタンパク質を摂取することを心がけています。運動では、毎日1時間の散歩やジョギングを続けてきました。1時間とはいえ、単純なことほど継続することは難しいものです。ただ行うのではなく、そのことがなぜ必要なのか、どんな効果があるのか、根拠を確かにして行うことが長続きの秘訣だと感じましたし、そう考えるのも案外楽しいです。よい意味でもそうではない意味でも生活習慣を見直す2カ月の自粛生活になりました。これからの生活でも続けていきたいと思っています。

学習面での不安はありますか

 4年生は、看護師国家試験勉強と卒業研究、3年生は日々のオンライン授業と看護課程の学習に追われる生活です。 家での勉強は何かと誘惑があり集中がしずらい面があります。そんな時には、友人とLINEのビデオ通話を使ってお互いを見合うことで、他ごとに気をとられることなく勉強できたので、オンライン勉強会の有用性は抜群です。普段、家で1人で勉強しない人にとっては捗らない毎日だったと思います。そういった環境の中でも工夫を凝らして集中できる環境をつくることが大切なのだと思いました。

 また、看護学部ではグループで1つの記録を作り、提出することが多くあります。自粛で対面で行えないため、zoomを使って話し合い、1人が記録係をしてデータにまとめていきました。自宅にいながら仲間と共に学習を進めることができることが分かったことは大きな収穫です。そういった意味では、学習面での不安はさほど大きなものではありませんでした。

看護学部には「看護実習」があると聞いていますが
 新型コロナウイルス感染の影響で実習が病院ではなく、学内に変更になりました。4年生にとっての総まとめの実習が病院でできないことで、この先看護師として働く時に、同時に受け持つ患者さんのアセスメントをうまくやっていけるのかという不安を抱えています。 周囲の人から´これだからコロナ世代は!´と言われるのはちょっと怖いです。そういた不安があることは否定できませんが、嘆いても仕方ないので、気持ちを切り替えて学内での実習を全力で行うつもりです。現場で役に立つ看護師としての力を付けていくたっめに、実際の医療現場がどうなっているかを調べたり聞いたりすることで学びを深めていきたいと考えています。
 

学生の皆さんの学びの姿とともにサークルに取り組む姿も見られるようになってきました。少しずつ以前のキャンパスライフに戻りつつあるようです。自宅で過ごした期間が長かっただけに、急な気温の変化は暑さに慣れていない体にとって大きなダメージです。体調管理には気をつけて、コロナウイルスにも負けない、梅雨の湿度にも夏の暑さにも負けない元気な姿で進めるよう応援したいと思います。

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